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埼ト協、DMATに車両寄贈 走破性考慮し4駆選定

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2016/02/15 0:00

 【埼玉】埼玉県トラック協会(鳥居伸雄会長)は4日、大規模災害や事故などの現場に迅速に駆け付け救急治療を行う、災害派遣医療チーム(埼玉DMAT)に、活動用車両3台を寄贈した。2011年の東日本大震災を教訓に毎年実施。埼玉DMATに登録している県内16の医療機関のうち、今回を含めて延べ14台を提供した。  医師などで編成するDMAT隊員4人に加え、AED(自動体外式除細動器)や医療器具・医薬品などの資機材を積む活動用車両は、走破性を考慮して4輪駆動タイプを選定。1台はドクターカーとして赤色灯とサイレンを搭載している。  県危機管理防災センター(さいたま市浦和区)で行われた贈呈式で、鳥居会長が車のキーを模した目録を手渡した後、「緊急医療を施すことにより、生存率は飛躍的に高まる。助かるはずだった命を一つでも多く救って欲しい」とあいさつ。  埼玉医科大学総合医療センター、さいたま赤十字病院、草加市立病院の3機関を代表して、草加市立病院の高元俊彦・事業管理者兼病院長が「当病院は16番目にDMATに加わった。寄贈された車両は、大災害が起きた際に緊急医療を行う上で、非常に大きな力となるはず。多くの人からの期待に応えられるように取り組んでいく」と謝辞を述べた。  なお、埼玉DMATは県内消防機関の機動救助隊や県防災航空隊と共に、埼玉県特別機動援助隊(埼玉SMART)を構成している。(高橋和平) 【写真=記念撮影に納まる出席者】





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