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トーリク、夜間リフト講習開始 来月 仕事帰り需要見込む

物流企業

2016/02/15 0:00

 トーリク(鈴木康昭社長、神奈川県平塚市)は3月1日から、フォークリフト運転技能講習の夜間コースを開始する。リフト講習は4日間のコースが一般的だが、夜間コースでは1日2時間の実技講習を行い、2週間から1カ月かけて資格取得を目指す。「仕事帰りに練習したい」というニーズを取り込む。2月10日からホームページ(HP)で予約を受け付けている。(吉田英行)  夜間コースは実技のみで、普通自動車以上の運転免許保有者が対象。教習時間は平日の午後7時から9時までの1日2時間。2週間から1カ月かけて計31時間の教習を受ける。リーチ・カウンター、バッテリー・エンジンの各方式に対応する。料金は、テキスト代込みで4万6332円(税込み)。1回の定員は5人。HPで講習を受けたい日程を確認し、仮予約する仕組みとなっている。学科については、平日または土日の昼間に受講する必要がある。  教習会場は、本社に併設する屋内の全天候型施設「フォークリフト湘南教習センター」。待合室は冷暖房完備で、女性用トイレもある。JR平塚駅からバスで20分ほどで国道129号に面しており、駐車スペースもあって通学しやすい。主に湘南エリアの物流会社従業員の需要を見込む。  トーリクは、自動車部品・住宅関連資材の輸送やトランクルーム事業を手掛ける物流会社。フォークリフトの学科・実技講習は2011年から始めた。人手不足の深刻化で企業の人材育成が課題となる中、会社帰りに実技を練習し、資格を取りたい――というニーズが増えるとみて、コースの新設を決めた。  夜間コースのほか、自動車運転免許保有者対象の昼間実技4日間コース、大型特殊免許保有者向けの2日間コースなどのコースを設けている。2015年の全コースの受講者数は810人で、11年からの累計は3200人に上る。 【写真=全天候型のフォークリフト湘南教習センター】





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