DNA/トラックドライバー甲子園 感謝の心 素直に伝える
団体
2016/02/11 0:00
ドライバー・ニューディール・アソシエーション(DNA高嶋民仁理事長)は7日、トラックドライバー甲子園アワードの全国大会を東京都で開催した。チーム参加の「情熱のプレゼン」、個人参加の「MVD(最優秀ドライバー)」の2部門で実施し、大会の目玉であるプレゼン部門では、最優秀チームに関東地区選出の「うさぎとかめ」チーム(ライフサポート・エガワ)が輝いた。(佐々木健) プレゼンには、15チームによる予選を勝ち抜いた「フェニックス」(関東、首都圏物流新潟センター)、「トラグリ」(九州、博光運送、「ドリームロード840」(東海近畿、裕進運輸)も出場。チームワークや活動計画の作成、プレゼンテーション能力を軸に、2人以上のドライバーで行う「合同洗車」同僚や上司に感謝を伝える「ありがとうカード」、改善に向けた「面談」などに取り組む中でいかに社風や業績向上につなげたか――を競った。 今回は7人の特別審査員のほか、500人を超える来場者が投票に参加。うさぎとかめチームは、ありがとうカードを配ったものの、ゴミに捨てられ挫折しかけたことから、「感謝の心を素直に伝えよう」と、事業所全体の運動に盛り上げた経過を発表した。 MVDには、DNA会員企業から16人がノミネート。他のドライバーの模範になる人物として、榎本正人(関根エンタープライズ)、瀬野尾勉(若林運送)、篠田真人(マルヒデ運送)、斉藤直隆(エー・シー・トランスポート)の各氏のほか、女性ドライバーから山本綾乃氏(ウインローダー)の5人を選出した。 各社で働く様子や同僚からの人物評など、それぞれのドライバーの横顔を動画で流し、MVD選出の理由を紹介。名前が大型ディスプレーに表示されると、仲間たちの歓声が上がった。 また、次回の開催時期を2017年2月と告知するとともに、プレゼン部門の出場チームの公募を開始した。 【写真=情熱のプレゼンで最優秀チームに輝いた「うさぎとかめ」のメンバー】