物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

メディセオ、新潟初FLC稼働 3月「とめない」物流実現

荷主

2016/02/11 0:00

 メディパルホールディングスは4日、連結子会社のメディセオ(長福恭弘社長、東京都中央区)が新潟FLC(フロント・ロジスティクス・センター、新潟市西区)を3月に稼働させる、と発表した。医療用医薬品や医療材料などを供給する新拠点で、利便性と災害対策を備えた同県初のFLCとして「豊富で、とめない」物流を実現する。  敷地面積1万100平方メートル、鉄骨造り2階建てで、延べ床面積が5900平方メートル。投資額は20億7千万円(土地3億6千万円、建物・設備など17億1千万円)、出荷金額(稼働当初)は年間で120億円を予定する。  主な特徴に①ALC(エリア・ロジスティクス・センター)と同等の機能及びサービスを提供②欠品を起こさないフルラインの品ぞろえ③万全のサステナビリティー体制――を挙げる。  定時・適量納品や完全梱包、得意先別梱包、個口スキャン検品、分割販売、土曜日配送を実施。また、エリア最大級の8500品目(最大2万品目)の在庫を持つことで、欠品をほぼ解消する。更に、庫内スペースも十分に確保しており、後発品の拡大などに伴う在庫アイテム数の増加にも対応可能としている。  同社グループでは、安全・安心・低コストを追求した新しい流通体制を構築するため、ALCとFLCの全国拡大を推進。これまでに、ALCを6カ所、FLCは42カ所で稼働させている。(沢田顕嗣) 【写真=エリア最大級の在庫で欠品を解消】





本紙ピックアップ

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

北陸道開通後/NEXCO調べ、農水産品の輸送量8倍

 中日本高速道路と東日本高速道路のNEXCO2社が19日発表した北陸自動車道に関する調査によると、部分開通された1972年から50年で、北陸から全国に向けた農水産品の輸送量が8倍に増えたことが分かった。新潟、富山、石川、…

オススメ記事

外国人労働者雇用、「社会全体の適応」重要

 人手不足を背景に、外国人労働者の採用が増えている。永住権のある外国人の採用をはじめとした従来の雇用の枠組みに加え、外国人在留資格の「特定技能制度」に自動車運送業が追加されるなど、様々な背景の外国人労働者が活躍できるよう…

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap