CGC/来年度活動計画、納品回数にメス 更なる改善・効率化推進
荷主
2016/02/04 0:00
シジシージャパン(堀内淳弘グループ代表兼社長、東京都新宿区)は1月28日、CGCグループ・アソシエイツ会(井上彪会長)の新春合同総会で、2016年度の活動計画を発表した。ロジスティクス機能の高度化もテーマに掲げ、更なる改善と効率化を推進していく。全体最適物流体制の構築と併せ、物流費値上げ対応と商品原価低減の実現を目指す。(沢田顕嗣) 具体的な施策は、CGCグループの共同利用型センターと加盟企業各社のセンターをネットワーク化して効率的な商品供給を行うため、単品ごとの物量をより一層束ねていく。また、物流の非効率を徹底的に見直す方針の下、店舗納品回数などにもメスを入れる。 堀内グループ代表兼社長は「まずは物流。商流で帳合いを統一する前に物流が大事だ。ドライバーが不足している中、4トン車で1日に3回も4回も納品することはもう許されない。10トン車で荷受けする店づくりをお願いしたい。物流費が上がっており、コストを引き下げる努力が求められる」と力説した。 このほか、物流の改善や効率化に直結する商品施策においては、生活者視点を基に「PB(プライベートブランド)200」並びに「NB(ナショナルブランド)500」をコンセプトに打ち出していく。CGCグループは全国の中小スーパーマーケットで構成する協業組織で、1月末現在で加盟企業数222社、総店舗数3945店舗グループ年商総額4兆3516億円に上る。 【写真=「商流で帳合いを統一する前に物流が大事だ」と堀内グループ代表兼社長】