三和梱包運輸、愛知・清須にセンター 今秋 専用点呼場を設置
物流企業
2016/02/04 0:00
【愛知】三和梱包運輸(橋本正樹社長、愛知県清須市)は今秋、同市に本社物流センターを竣工、本稼働させる。国道22号沿いで高速道路へのアクセスも便利な好立地で、橋本社長は「物流拠点として理想的な場所」と期待を寄せる。(星野誠) 3月に着工し、9月に完成予定。敷地面積3900平方メートルで、鉄骨造り2階建ての新社屋と、延べ床面積1320平方メートルの荷さばき場を備える。駐車スペースはトラック40台分を確保している。 新社屋は、中2階部分にもフロアを持つ。配車・管理業務などを行う1階オフィスルームは開放感のある吹き抜けで、南向きを生かして外光をふんだんに取り入れる構造。アルコール検知器を設置した点呼場やドライバー用休憩室、会議室も完備する。竣工式は10月10日。 橋本氏は「我が社は安全最優先がモットー。日々の点呼を確実に実施するため、専用の点呼場を設置する。休憩室も従業員がくつろげる空間にするなど、ドライバー本位の施設にしたい」と説明する。 また、橋本憲佳取締役も「アパレル関係、家具、引っ越し、廃棄物収集など仕事が多岐にわたるため、一部業務の分社化を検討している。当面、中2階フロアは打ち合わせスペースで活用するが、将来的にはグループ会社を入 5年前、清須市春日江先の本社に倉庫を残し、配車・管理部門を北名古屋物流センター(北名古屋市)に移した。新センターの予定地は国道22号をはさんで本社向かいの清須市長久寺で、再び本社機能を集約する。 名古屋高速道路と名古屋第二環状自動車道(名二環)を結ぶ清須ジャンクション(JCT)に至近で、東名高速道路、名神高速道路、東名阪自動車道へのアクセスの良さを生かし、業容拡大を図る考えだ。 橋本社長は「清須JCT周辺は物流企業には最高の立地で、今後も更に発展していくと思う。幸い、新センターの周りはまだ土地が空いている。アクセスを生かして仕事を増やし、施設の拡充も進めたい」と意気込む。 【写真=駐車スペースはトラック40台分を確保(完成予想図)】