物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

鳥ト協青年部西部地区部会、交安教室 視覚障がい者むけ初開催 音やロープで距離体感

団体

2016/01/28 0:00

 【鳥取】鳥取県トラック協会青年部の西部地区部会(米山純司部会長)は13日、視覚障がい者を対象にした交通安全教室を初めて開いた。  県視覚障害者福祉協会(市川正明会長)との共催により、県の点字図書館を会場に、視覚障がい者10人と付き添いのヘルパーを招いた。駐車場に鳥ト協会員の大型トラック2台を持ち込み、実演による講習を行った。  死角体験では、エンジン音やロープでトラックとの距離を感じてもらったほか、乗車によって運転席の高さを実感。交差点での内輪差については、エンジン音と後輪タイヤの接近に時間差があることなどを説明した。  意見交換会では、「音で周囲の環境を判断しているので、トラックが段差を超えて走る音も怖く感じる」などの声が寄せられた。ドライバーの立場からは「反射材を着用すると、夜間でも運転者が視認しやすくなる」と助言。オブザーバーとして出席していた米子警察署の担当者がこれを受け、反射材を贈呈する意向を示した。  初の安全教室は好評で、「中部や東部など県全域で開催して欲しい」との要望もあった。(矢野孝明) 【写真=トラックの前にロープを張り、死角について説明】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap