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鳥ト協青年部西部地区部会、交安教室 視覚障がい者むけ初開催 音やロープで距離体感

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2016/01/28 0:00

 【鳥取】鳥取県トラック協会青年部の西部地区部会(米山純司部会長)は13日、視覚障がい者を対象にした交通安全教室を初めて開いた。  県視覚障害者福祉協会(市川正明会長)との共催により、県の点字図書館を会場に、視覚障がい者10人と付き添いのヘルパーを招いた。駐車場に鳥ト協会員の大型トラック2台を持ち込み、実演による講習を行った。  死角体験では、エンジン音やロープでトラックとの距離を感じてもらったほか、乗車によって運転席の高さを実感。交差点での内輪差については、エンジン音と後輪タイヤの接近に時間差があることなどを説明した。  意見交換会では、「音で周囲の環境を判断しているので、トラックが段差を超えて走る音も怖く感じる」などの声が寄せられた。ドライバーの立場からは「反射材を着用すると、夜間でも運転者が視認しやすくなる」と助言。オブザーバーとして出席していた米子警察署の担当者がこれを受け、反射材を贈呈する意向を示した。  初の安全教室は好評で、「中部や東部など県全域で開催して欲しい」との要望もあった。(矢野孝明) 【写真=トラックの前にロープを張り、死角について説明】





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