瀬野川産業、「永久桜」希望を表現 会長 高校同級生の絵画寄贈
物流企業
2016/01/25 0:00
【広島】瀬野川産業の立川雅尉会長(74)は、高校時代の同級生で画家の藪野圭一氏(74)の作品「永久(とわ)桜」を購入し、同社に寄贈した。社員だけでなく、来客の間でも話題になっている。 絵画は2015年10月に久地配送センター(広島市安佐北区)の応接室に飾った。描かれた桜は、古いものも新しいものも包み込んで希望に向かって前進している姿を表現。下の部分の風景は、神戸の街がモチーフで、左に昔、右には今の街並みを配し、中央にある桜が今昔を抱えて走っている様を表している。 また、途中で焼失した幹は人生における困難を、どこまでも続く根は命は続くという思いを、花は現在活躍している人のパワーを、つぼみは未来への若いパワーを象徴している。 立川氏は「従業員には「瀬野川産業という一つの会社を通してこの絵を見て欲しい。桜の木は従業員一人ひとりだ。当社の歴史、現在、そして従業員が行っている仕事を融合させ、未来へ日々前進していって欲しい」と話している。(江藤和博) 【写真=作品「永久桜」の前に立つ立川会長(右)と藪野氏】