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グリーン物流PS会議、受賞5者が取り組み紹介 持続可能な物流体系構築

行政

2015/12/21 0:00

 国土交通、経済産業の両省と日本ロジスティクスシステム協会(JILS、川合正矩会長代行)、日本物流団体連合会(工藤泰三会長)は15日、グリーン物流パートナーシップ会議(杉山武彦世話人、成城大学教授)を開催した。二酸化炭素(CO2)削減や物流の生産性向上など環境負荷低減につながる優秀な取り組みを行った物流事業者、荷主企業に対し、国交、経産両大臣表彰や国交省物流審議官、経産省商務流通審議官による表彰など各賞を授与。受賞した5事業者が取り組みを紹介した。  杉山世話人は「持続可能な物流体系の構築や、荷主と物流事業者の連携に加え、15年度から荷主同士、物流事業者同士による取り組みも表彰の対象となった」と説明その上で、「発表を日頃の取り組みの一助として欲しい」と話した。  石井啓一国交相が「環境だけでなく、労働力不足対策にもつながる新たな取り組みも出てきており、関係各者に敬意を表したい。荷主と物流事業者の連携の推進役として期待する」と激励。経産省の住田孝之商務流通審議官は「環境負荷軽減の取り組みを全国に拡大させ、CO2削減に貢献して欲しい」と呼び掛けた。  国交相、物流審議官、経産相、商務流通審議官による各表彰、グリーン物流パートナーシップ会議特別賞の受賞者に表彰状が授与された後、受賞者による事例発表が行われた。  国交大臣表彰を受けたネスレ日本(高岡浩三社長兼CEO=最高経営責任者、神戸市中央区)が日本貨物鉄道(JR貨物)、全国通運(杉野彰社長、東京都中央区)と共に組織する神戸モーダルシフト推進協議会で行った、物流効率化とグリーン物流の両立を目指した取り組みを紹介。労働力不足の解消に向けて「モーダルシフトによる大量輸送と一環パレット輸送」を推進することで、高齢者や女性がドライバーとして働ける環境づくりを進めていくと展望を語った。(田中信也) 【写真=受賞者と記念撮影に納まる石井国交相(中央)】





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