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京ト協、京都労働局長と懇談 労災防止むけ周知

団体

2015/12/17 0:00

 【京都】京都府トラック協会の金井清治会長及び今井茂雄副会長は4日、京都労働局の井内雅明局長と懇談し、労働災害防止に向け、広報誌やホームページで周知徹底を図ることを申し合わせた。  10月末時点の府内おける業4日以上の死傷者数は、1792人と前年同期に比べ10.3%増加。特に陸上貨物運送は222件で13.3%増となり、2012年同期と比較すると44.2%増と、大幅に増えている。  これらの現状を説明した後、井内氏が「年末年始、何かと慌ただしくなり、安全衛生管理体制にほころびが出やすくなる。トップの意識としっかりした組織づくりをお願いしたい」と要請。  金井氏は「年末を迎え、荷動きが活発化する一方、人手不足がより顕著になり、現場は混乱している。労働者を守る観点からも出来ることにしっかり取り組み、労災ゼロを目指す」と述べた。  今井氏も「労働組合との打ち合わせの中でも実情を伝えたい。また、荷主企業にも協力を求めていきたい」と話した。  京都労働局では府内の労災事故増加を受け、9月に労災多発警報を発令。陸災防京都府支部(金井支部長)と一緒に、トラック運転者の労働条件と安全衛生の確保のための集中的な活動を展開し、物流施設での安全パトロールも実施している。(落合涼二) 【写真=井内京労局長に「労災ゼロを目指す」と述べる金井会長(左)】





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