イーライフ共和、北部九州物流センター増床 2期工事が完成
荷主
2015/12/17 0:00
総合日用品商社のイーライフ共和(椨慎一社長、鹿児島市)が佐賀県みやき町に建設していた北部九州物流センターの2期工事が完成し、9日から稼働した。汎用(はんよう)性が高く、中間柱の無い構造で、空調機能も完備。九州の拠点施設に位置付け、高度・多様化する物流ニーズに対応していく。(上田慎二) 同センターは、九州自動車道など高速道路が交差する鳥栖ジャンクションに近く、物流ハブの機能を果たす。3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を手掛ける物流子会社の小林(赤間裕司社長鹿児島市)が運営する。 2期工事で、床面積6260平方メートルの高床式平屋建てセンターを建設。既存施設と合わせた延べ床面積は1万7200平方メートルとなった。屋根と壁面は断熱仕様で、4区画に分けた施設のうち、2区画に空調機器を取り付けた。二重シャッターで気密性、防ぼう塵じん、防虫に配慮、鮮度保持が必要な食品の保管に充てたほか、6基の大型車用トラックバースを備えた。 川田工業(川田忠裕社長富山県南砺市)が設計・施工を担当し、低価格、高品質、短工期で建設できるシステム建築を採用。中間柱の無い構造により、マテハン、ラック配置の自由度が高く、輸送形態に応じて最適な保管・物流加工システムを構築できる。 【写真=中間柱の無いシステム建築を採用し、高度・多様化する物流ニーズに対応】