物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

紋別道路マネ会議/実証実験 吹雪待避所3カ所設置

行政

2015/12/14 0:00

 【北海道】網走開発建設部やトラック、観光関連事業者などで構成する紋別協働型道路マネジメント会議(田中夕貴座長)は12月から、実証実験として「ふぶき待避所」を紋別市内3カ所に設置した。指定の運送会社の駐車場などを待避所として一般車両に開放する。  2013年3月に中標津町、湧別町などの道東地域で暴風雪被害が発生。9人が死亡した。この災害を契機に14年1月、ドライバーの安全確保を目的に官民協同の実証実験としてふぶき避難所をスタート。この冬で3シーズン目を迎えた。  初回となる14年から継続して、国道238号沿いのオホーツクソーテック(片岡一道社長、北海道紋別市)と273号沿いの北東開発工業(佐藤伸也社長、同)が協力。今回から更に、紋別市営大山スキー場も加わり、ふぶき待避所は計3カ所となった。  避難所とその付近には、待避所までの距離や場所を示す標識を設置。会社や施設の職員が不在でも24時間待避できる。実証実験は冬期の間だけ行われ、市内の施設や周辺の道の駅でリーフレットなどを配布し、周知を図っている。(北原進之輔) 【写真=待避所までの距離や場所を示す標識を設置】





本紙ピックアップ

トラック新法/社会的地位向上と持続性確保、ドライバーの幸せ実現

 全日本トラック協会の坂本克己会長は、自身の構想する「トラック事業適正化関連法」で、トラックドライバーの社会的地位向上と物流の持続可能性確保を目指す。5年ごとの許可更新制の導入や、標準的運賃を廃止して「適正原価」を義務化…

「次期環境行動計画」骨子案、グリーン物流を推進

 国土交通省は18日、次期環境行動計画の骨子案を明らかにした。各輸送モードの連携によるグリーン物流の推進、電気やバイオ燃料といったクリーンエネルギーへの移行、リサイクル産業が集積する循環経済拠点港湾(サーキュラーエコノミ…

あたご自校、ベトナム人材を即戦力に

 あたご自動車学校(井口國雄社長、長崎市)はベトナム政府の国営企業と業務提携し、日本企業に入社後、早期に戦力化するための特定技能ドライバーの採用・育成スキームを構築した。日本入国前に同校が用意する教育カリキュラムに基づき…

自工会調べ/普通トラック市場動向24年度、保有台数が減少に転じる

 日本自動車工業会(片山正則会長)が15日まとめた、2024年度の「普通トラック(大型・中型トラック)市場動向調査」によると、普通トラックの保有台数は、近年ゆるやかな増加傾向だったが、24年3月末の推計値では150万1千…

オススメ記事

トラック新法/社会的地位向上と持続性確保、ドライバーの幸せ実現

 全日本トラック協会の坂本克己会長は、自身の構想する「トラック事業適正化関連法」で、トラックドライバーの社会的地位向上と物流の持続可能性確保を目指す。5年ごとの許可更新制の導入や、標準的運賃を廃止して「適正原価」を義務化…

「次期環境行動計画」骨子案、グリーン物流を推進

 国土交通省は18日、次期環境行動計画の骨子案を明らかにした。各輸送モードの連携によるグリーン物流の推進、電気やバイオ燃料といったクリーンエネルギーへの移行、リサイクル産業が集積する循環経済拠点港湾(サーキュラーエコノミ…

あたご自校、ベトナム人材を即戦力に

 あたご自動車学校(井口國雄社長、長崎市)はベトナム政府の国営企業と業務提携し、日本企業に入社後、早期に戦力化するための特定技能ドライバーの採用・育成スキームを構築した。日本入国前に同校が用意する教育カリキュラムに基づき…

自工会調べ/普通トラック市場動向24年度、保有台数が減少に転じる

 日本自動車工業会(片山正則会長)が15日まとめた、2024年度の「普通トラック(大型・中型トラック)市場動向調査」によると、普通トラックの保有台数は、近年ゆるやかな増加傾向だったが、24年3月末の推計値では150万1千…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap