鈴江コーポ、印・UAE進出 現地船社と合弁
物流企業
2015/12/14 0:00
鈴江コーポレーション(鈴江孝裕社長、横浜市中区)は10日、インドとアラブ首長国連邦(UAE)に進出する、と発表した。現地企業と合弁会社を設立し、海外ネットワークを拡充する。 船舶運航やフォワーディングを中心にグローバル規模で物流事業を展開する独トランスワールドグループ傘下のコンテナ船社2社と、11月30日付で合弁会社設立に向け覚書を締結した。 インドの合弁相手は同国初のコンテナ船社で、千~5千TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船7隻により沿岸輸送を手掛けているほか、ドバイのジュベル・アリ港に寄港する航路を持ち、インド―中東の輸送サービスを提供している。合弁会社はムンバイに設立する計画。 UAEでのパートナー会社はジュベル・アリ港の産業特区に本拠を置き、千~3500TEUのコンテナ船20隻以上でインドを含めた近海サービスを展開。合弁会社はドバイに置く。 鈴江コーポではこれまで、東南アジアや極東地域で拠点拡充やサービス強化に取り組んできた。今回のインドとUAEへの進出により、インド、中東、アラブ諸国でもネットワーク整備とサービス強化を図る。(吉田英行) 【写真=合弁相手のインド船社が運航するコンテナ船】