物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

全ト協引越部会、見積サイト巡り意見交換 受注分散化対策を継続

団体

2015/11/26 0:00

 全日本トラック協会の引越部会(鈴木一末部会長)は18日、総会を開き、2016年度の繁忙期対策を固めるとともに、ウェブサイトを通じて受けた消費者の見積り要請に事業者が対応する、いわゆる「引越一括見積もりサイト」を巡る課題などについて意見交換した。  鈴木部会長は「来年の繁忙期を前に、早めに対策の実施項目を決めておきたい。多くの事業者が引越一括見積もりサイトから情報を買っており、利用者、事業者、情報提供者にそれぞれどんな課題があるのか、探っていきたい」とあいさつ。  引越繁忙期対策では、2014年度から取り組んでいる、需要ピーク時の受注分散化対策を16年度も継続。全ト協のホームページにシーズン中の日にち別混雑状況を掲載するほか、チラシなどで呼び掛ける。  消費者向けには、14年発足した引越事業者優良認定制度(引越安心マーク)の認知度向上に向け、PR活動を 化。「かしこい引越」「標準引越約款のポイント」など小冊子を配布する。  事業者には下見や見積書の発行、標準約款の提示をはじめとするトラブル防止策を徹底。近隣へのあいさつ、駐車への配慮などを求めていく。  部会員から要望のあった部会員名簿は作成する方針だが、部外秘として情報管理には十分注意する。近年、見積もりサイトを通じた受注が増えているが、利用者、事業者を問わず、クレーム事案となるケースもある。サイトを提供している業者、利用者、事業者それぞれの実態を把握。それを踏まえて、課題を整理する方向で検討していく。  研修会では、藤倉泰徳氏(藤倉運輸)が「引越一括見積もりサイトを使いますか」と題して講演した。(北原秀紀) 【写真=見積サイトの課題を探っていきたい」と鈴木部会長】





本紙ピックアップ

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

オススメ記事

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap