NS物流研究会、同志社・石田ゼミ優勝 研究成果プレゼン
荷主
2015/11/26 0:00
NS物流研究会(樋口恵一会長)主催の物流関連ゼミ学生による研究発表会(全日本トラック協会、物流ニッポン新聞社後援)が21日、東京海洋大学越中島キャンパス(東京都江東区)で開かれ、学生たちが研究成果をプレゼンテーションした。「移動型スーパー」を取り上げた同志社大学・石田信博ゼミが優勝。「現代的な問題設定で、論理的で分かりやすくなるようしっかり準備していた」と評価されたー。 石田ゼミのほか、東京海洋大学・黒川久幸ゼミ、大阪産業大学・浜崎章洋ゼミ、亜細亜大学・白珍尚ゼミ、神奈川大学・齊藤実ゼミの5大学が参加。樋口会長は「日本では人口減少が進んでいるが、世界は人口が増えており大量輸送の時代だ」と指摘。その上で、「世界にはいろいろなサプライチェーン(供給網)がある。今回の発表をステップに、将来グローバルにものを動かす仕事に取り組んで欲しい」と呼び掛けた。 優勝した石田ゼミは「買い物の楽しさを再び~移動スーパーから広がる可能性」と題し、全国展開する移動販売車「とくし丸」の活動について、アンケートなどを踏まえた課題と解決策を発表した。 表彰式で、石田ゼミの学生は樋口氏から表彰状、本紙東京支局担当の北原秀紀記者から優勝トロフィーを、それぞれ受け取った。全ト協からは、元常務の矢島昭男氏が賞状を手渡した。同ゼミでリーダーを務めた近藤藍加さんは「まさか優勝できるとは思わなかった。仲間たちとこつこつとやってきて良かった」と喜びを表した。 準優勝には、物流事業者の採用に関する考察を披露した浜崎ゼミが選出。敢闘賞に、今回が初参加となった白ゼミが輝いた。また、齊藤ゼミと黒川ゼミは、それぞれ努力賞に選ばれた。(土屋太朗) 【写真=樋口会長が石田ゼミの学生に表彰状を読み上げ】