平産業運輸、地域に有用な会社めざす 創立30周年式典開く
物流企業
2015/11/26 0:00
【宮城】平産業運輸(平良夫社長、宮城県岩沼市)は13日、仙台市で創立30周年式典を開き、更なる飛躍を誓った。 同社は1984年に設立資本金1500万円で、従業員は80人。鉄鋼品や土木建築資材、重量物運搬などをメーンに展開し、車両は27.9トンセミトレーラ73台、15トンセルフ4台、15トン平ボディー21台、ポールトレーラ4台など計117台を保有。近年は、東北6県での食品配送も手掛けている。 また、青森県に営業所(十和田市)を開設するほか、本社を構える岩沼臨空工業団地内には、保管倉庫も設置し、顧客のニーズに応えている。 式典には菊地啓夫岩沼市長、西村明宏衆院議員(宮城3区)、宮城県トラック協会の須藤弘三会長らが出席した。 設立からの歴史と50、100周年への思いを込めたスライド上映に続き、平社長が「皆さまの支援により、30周年の節目を迎えた。特に、被災した大震災時には廃業も考えたが、多くの方々から物心両面の支援、励ましにより、今日の弊社がある。厚く感謝を申し上げたい」と頭を下げた。 更に、「当社は、まだまだ発展途中にある。30周年を過去と未来の接点に位置付け、未来に向けての一里塚としたい。30周年をきっかけに心機一転、全社一丸となって目標達成にまい進する。地域に有用な会社を目指し、果敢な挑戦を続けていく」と決意を表明した。菊地市長が「御社は創業以来、岩沼市に根差し、物流事業を通して地域発展に貢献した。敬意と感謝申し上げる」と述べた。この後、岩沼臨空工業団地協議会の粟野昭治会長、須藤氏、佐藤建設の佐藤健一会長が挨拶し、村上智行県会議員は村井嘉浩知事の祝辞を代読した。 また、西村氏も「物流が元気になれば、地域も元気になる。岩沼市だけでなく、宮城県、そして東北のけん引車になって欲しい」とエールを送った。(黒田秀男) 【写真=式典を開き、更なる飛躍を誓う】