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新ト協、津波防災訓練に参加 海上輸送と連携確認

団体

2015/11/23 0:00

 【新潟】新潟県トラック協会(小林和男会長)は7日、国土交通省や県など主催の大規模津波防災総合訓練に臨み、緊急支援物資の陸上輸送に携わった。新潟東港をメーン会場に実施したもので、災害発生時の海上輸送との連携体制についても確認した。  2004年12月のスマトラ島沖地震による津波被害を教訓に、05年から毎年続けている取り組み。日本海側では今回が初めてで、5日の「津波防災の日」も踏まえて展開された。秋田県沖でのマグニチュード8.0の地震が山形県沖、新潟県北部沖にも及び、3連動地震につながった――と想定。水中障害物の調査や撤去といった船艇に関わる部分だけでなく、航空機を利用した情報収集、陸上での被害者救助など、様々な訓練を行った。  全体では94機関、2千人新ト協からはスタッフ4人、車両3台が参加。大型浚しゅん渫せつ兼油回収船「白山」で運ばれた物資を人力、クレーン荷役の2パターンでトラックに積み替え、指定された集積拠点まで運搬した。(河野元) 【写真=リフト講習で利用される災害備蓄倉庫を見学】





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