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豊田織機、サービス技能コン開催 整備や部品交換を審査

産業

2015/11/19 0:00

 豊田自動織機は14日、TMHGトレーニングセンター(愛知県半田市)とトヨタL&Fカスタマーズセンター(千葉県市川市)の東西2会場で、トヨタL&F販売店サービス技能コンクールを開いた。  全国40販売店から各1人の代表選手が出場。「技能が支える信頼と満足」をスローガンに、日頃のサービス技能を学科と実技競技で競い合った。競技は学科150点、実技350点(電動車・部品交換200点、エンジン車・部品交換150点)の500点満点で採点。定期検査・整備や正確な部品交換・オーバーホールの安全性基本作業の正確性と迅速さなどを審査した結果、優勝は山根俊明選手(40、トヨタL&F近畿)が獲得。準優勝に北出健作選手(33、同釧路)、3位には鈴木佑也選手(28、同神奈川)が入った。  藤原啓税常務は「大会の意義は大きく分けて、他地域との技術レベルの比較や交流と、普段縁の下の力持ち的な役割のメカニックにプライドを持ってもらう年1回の運動会――と位置付けている」と説明。  更に、「経営の観点からすると、産業機械は1台目を営業、2台目はサービスから買うと言われる。適切なツールの使用で手順を守る作業ができるよう全メカニックの底上げを図れば、顧客満足につながり、営業面で大きなプラスになる。来年は90周年の節目。欧米地区でも大会が計画されているので、全世界で共通の適切なメンテナンスと安全最優先の取り組みを必須としていきたい」と述べた。  会場では、販売店担当者向けに、10月に発売した電動フォークリフト「GENEO-Ecore(ジェネオエコア)」などの新商品・技術、アイデア教材の展示ブースを設置。PR動画や故障状態を実験で示す映像などが上映された。(梅本誠治) 【写真=全国40販売店の代表選手が、応援者の見守る中で競技(半田市)】





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