物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

JTDO、プロドラ1級講座開く 最高位獲得に挑戦

団体

2015/11/16 0:00

 日本トラックドライバー育成機構(JTDO、酒井誠代表)は7日、トレーニングセンター愛知(愛知県大府市)で、プロドラ1級(ゴールド)認定講座を開講した。  1級は、ドライバー教育を担当する管理者、ドライバー・コンテストで全国大会出場を目指す人が対象。3日間で「スキル・マインド・マナー&モラル」を身に着け、同機構が位置付ける「荷主から選ばれるプロドライバー」の最高位獲得にチャレンジする。  酒井代表が「受講者は全員、各社で指導する立場の人たち。カリキュラムでは、社内の問題や課題解決に向けた完璧な手順書作成も一つの目的なので、他社の事例を共有する場としても活用して欲しい」とあいさつ。  初日の午前はオリエンテーションに続き、座学と実技で車両点検を修得、午後からは倉本健一チーフインストラクターが同乗指導した。最後は管理者として認知すべき法律・知識に基づいて、運航や労務関連対策、事故、トラブル時の判断と対応を学んだ。  社内でドラコン確立を検討している事業者にも参加を呼び掛けており、酒井氏は「これからの時代、中小事業者が今のトラック輸送レベルを維持していくには、他業種からの人材を受け入れるしかない」と強調。  その上で、「労働人口に一番多い40代の場合、スキル向上には限界があるので、絶対に事故を起こさないマインドを鍛えることが重要。特に、モラルとマナーは、他社に一番差を付けられるので、十年先のドライバーを育成できるような認定講座としていきたい」と語った。(梅本誠治) 【写真=オリエンテーションに続き、座学と実技で車両点検を修得】





本紙ピックアップ

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

オススメ記事

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap