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ななちゃん救う会、目標金額2億8千万円を達成

団体

2015/11/12 0:00

 拡張型心筋症という難病と闘う大林夏奈ちゃん(1)の渡米手術を実現させようと、全国のトラック業界などの支援を得て募金活動を展開してきた「ななちゃんを救う会」(山内英司・後藤耕司共同代表)は4日、募金の目標金額2億8千万円を達成した。夏奈ちゃんは両親とともに11日、メディカルチャーター機で渡米。(江藤和博)  父の謙一さんをはじめとする救う会のメンバーは5日、香川県トラック協会(楠木寿嗣会長)本部を訪問し、募金活動を率先してきた香ト協青年協議会(椎崎誠会長)の松本英高前会長(大運組)と対面。改めて謝意を述べるとともに、全国のトラック業界に対して感謝の言葉を語った。  夏奈ちゃんは、高松市場運送(高松市)の成木肇社長の姪の長女で、成木氏の妹、真由美さんの孫に当たる。拡張型心筋症を発病したのは生後1カ月半の時で、香ト協では4月から募金活動を展開するとともに、全国のトラック業界に協力を呼び掛けてきた。  本紙の取材に対して、謙一さんは「トラック協会に大きな力をいただいた。2億8千万円は途方もない金額だが、達成できて心からお礼を言いたい」と述べた。  また、江波戸功一事務局長は「組織の力の大きさを実感した」、高松市場運送の成木孝次専務は「募金活動を始めて7カ月という期間、絶え間なく支援してもらって感謝している」と語った。  真由美さんは「全国のトラック事業者に感謝するとともに、特に楠木会長にはお礼を申し上げたい。2億8千万円を達成できるかどうか分からず、心が押しつぶされるような日々が続いたが、夢にまで見た渡米手術が実現することになり、深く感謝している」と話した。  松本氏は香ト協青年協議会会長だった4月、全日本トラック協会青年部会の笠原史久部会長を通じて全国の青年部組織に支援を呼び掛ける一方で、青年協議会メンバーとともに高松市内の街頭と小学校でそれぞれ3回ずつ募金活動を行った。また、香ト協では4、5月に全支部で募金を集めるとともに、8月にはトラック10台に横断幕を張って街頭パレードを実施。9月には全県参加のチャリティーゴルフコンペを開催するなど、切れ目の無い支援を続けてきた。松本氏は「活動の中で命の尊さを非常に強く感じ、仲間の大切さも痛感した。一人の命を助けながら、いろんなことを学んだ7カ月間だった」と振り返った。  夏奈ちゃんは11日、関西国際空港から出発。米国の病院で検査を受けた後、移植に向けて待機することになる。 【写真=記念撮影に納まる(左から)真由美さん、父の謙一さん、香ト協の松本前青年協議会長、江波戸事務局長、高松市場運送の成木専務】





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