鹿ト協、小学校で環境出前講座 BDF車や取り組み紹介
団体
2015/11/05 0:00
【鹿児島】鹿児島県トラック協会(黒木一正会長)は10月21日、日置市の伊作小学校で環境出前講座を開いた。5年生を対象に地球温暖化のメカニズムと環境保全対策を説明。校庭に安全産業(矢野健社長、鹿児島市)のBDF(バイオディーゼル燃料)使用車を出動させ、植物油リサイクルの取り組みを紹介した。 環境保全・人材確保育成対策を協議する専門委員会、トラビジョン21委員会の田代真一委員長は、「環境保全のために何ができるのか、自分で考えて行動できる立派な大人になって欲しい」とあいさつ。 委員らは、アニメやイラスト、クイズを盛り込んだ動画を上映しながら、地球温暖化対策の仕組みを解説。協会が取り組むBDF原料となる菜の花の栽培事業を紹介した。 安全産業のBDF使用トラックで、エンジン稼働のデモンストレーションを実施。子供たちはトラックの表面を触ったり、マフラーに顔を近付けたりしながら、排気ガスの色やにおいを確かめて、食用油で動くトラックに興味津々の様子だった。(上田慎二) 【写真=BDF車のマフラーに顔を近付けて排気ガスのにおいを確かめる】