高ト協、山の手入れ体験を実施 町と協定3年延長
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2015/10/29 0:00
【高知】高知県トラック協会(岸圭介夫会長)は18日、土佐町地蔵寺の名高山で、間伐作業による山の手入れ体験学習を行った。森林の再生支援と啓発を目的に、2008年に同町、地蔵寺協働の森管理委員会、県との4者で締結した「協働の森パートナーズ協定」に基づく事業で周辺は「土佐町とらっくの森」と名付けられている。15年度から3年間の協定延長契約も結んだ。 開会式で、田中等副会長が「我々は環境保全のため、低公害車の導入やエコドライブなどを推進している」と、業界の取り組みを紹介「今日は全員が自然と触れ合って、けがの無いように楽しんで欲しい」とあいさつした。 地元の代表者は高ト協との活動を振り返り、「これまでに60ヘクタールの森林を整備した」と紹介。高橋昭雄副町長も「行事を通じて、延べ千人の地域交流を図ることができた。3年間の延長もありがたい」と謝意を述べた。 引き続き、小型バスに分乗し、山頂付近の森林へ移動。会員や家族、地元住民など120人が間伐作業に汗を流しながら、森林保護の大切さを体感した。 作業後は集合場所の地蔵寺コミュニティーセンターへ戻り、地域の婦人会が地元食材をふんだんに使った料理と、猪(いのしし)や鹿の肉のバーベキューを堪能。午後は川魚のつかみ取りや木工教室、餅つきなどのレクリエーションで過ごし、竹下勝之副会長が「我々の業界はドライバー不足などで大変だが、皆さんのお陰で成り立っている。来年も元気な姿で会いましょう」と締めくくった。(矢野孝明) 【写真=会員や家族らが間伐作業に汗を流す】