GLP吹田を開発 自社最大規模16万平米
産業
2015/10/26 0:00
グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP、帖佐義之社長、東京都港区)は20日、大阪府吹田市に延べ床面積16万5千平方メートルのマルチテナント(複数企業入居)型物流施設、GLP吹田を開発する、と発表した。同社最大規模の大型施設で、所有・運営する施設としては開発中も含め100棟目の節目となる。2016年春に着工し、17年冬の竣工を目指す。(吉田英行) 大阪中心部から9キロに位置し、当日・翌日配達を視野に入れた都市型施設。名神高速道路・近畿自動車道・中国自動車道の吹田インターチェンジから6.3キロとアクセスに恵まれており、近接する県道を利用すれば大阪府全域をカバーできる。また、JR東海道線・岸辺駅から徒歩圏内にあるため、労働力も確保しやすい。 敷地面積7万5千平方メートル、プレキャストコンクリート造り免震構造4階建て。ダブルランプウエー、中央車路、ドックレベラーを備えるとともに、垂直搬送機も設置でき、幅広い業種に対応する。全館にLED(発光ダイオード)照明や太陽光パネルを装備するなど環境面にも配慮した。 GLPでは今年から、提携する人材派遣会社からテナントに対し優先的に人材を紹介するサービスを開始。GLP吹田でもこのサービスを提供する予定で、ハードに加えソフト面からもテナントをサポートする。 帖佐社長は「大阪中心部に近く、かつ大規模という希少性を持っており、当日配達など日々進化・増大する物流ニーズに対応していく。複数の配送拠点を持たずに直接、大阪中心部へ配送できるため、テナントの事業効率化が見込める」としている。 【写真=当日配達を視野に入れた都市型施設(完成予想図)】