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TPP大筋合意、国際物流にプラス 大手フォワーダー 歓迎の声

行政

2015/10/22 0:00

 大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)が発効されると、世界の国内総生産(GDP)合計の4割を占める巨大な経済圏が誕生して圏内の経済活動を活性化させる半面、自国の工業、農林水産業を衰退させる可能性もある。ただ、物流の観点では、多くの工業製品の関税が即時撤廃または段階的に削減されることで、輸出入が増大するほか、通関手続きも簡素化・迅速化されるなどメリットは多く、大手フォワーダーからは「国際物流にとってプラス」と歓迎の声が上がる。(田中信也、高木明) 【写真=物流は輸出増、輸入増とも物量の増加には変わりなく、いずれもメリットに(横浜港)】





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