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久留生商事運輸、栃木県北で最大級倉庫 新たなグループ基盤に

物流企業

2015/10/19 0:00

 【栃木】久留生商事運輸(久留生正人社長、栃木県那須塩原市)は10日、新たなグループ本社と倉庫の竣工式を開催した。県北地域で最大級の倉庫になり、輸配送から保管・流通加工へ、業務領域を拡大してきた久留生グループの新たな活動基盤となる。  新拠点は国道4号近辺の交通アクセス至便の地に位置する。敷地面積9900平方メートルに、延べ床面積4800平方メートルの大型倉庫、2階建て延べ床面積280平方メートルの事務棟と共に、軽油の地下タンクを設置した。倉庫は990~820平方メートルの5区画に分割。うち1区画は温湿度管理機能を備え、米穀専用にした。  グループの久留生倉庫(同)は1998年設立。トラックボディー修理やコンテナを使ったセキュリティーボックス事業のほか、2009年に利用運送の専従部門を立ち上げている。運輸はトラック58台を保有し、新拠点ではグループで連携して営業を展開していく。  竣工式で、久留生社長は「2月には東北営業所(宮城県大衡村)を開設した。この拠点には迅速な作業を可能にするため、社員のアイデアを多く取り入れている。先代の創業から28年目を迎えた。新拠点開設で気持ちを新たにして拡大を目指していく」と決意を語った。  栃木県トラック協会の笠原秀人会長のあいさつに続き、川崎屋運送(土屋隆久社長、那須塩原市)の土屋光生専務は、「久留生社長は、栃ト協青年部会の部会長など業界の要職も務めてきた。この新拠点は地道な歩みの成果。一歩ずつ地元を大切にして歩んできた流れのまま、繁栄を目指して欲しい」と述べた。テープカットの後、全員で新たな門出を祝った。(佐々木健) 【写真=国道4号近辺で、交通アクセスは至便】





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