愛媛ト協、女性協議会が発足 初代会長に柴田氏
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2015/10/08 0:00
【愛媛】愛媛県トラック協会(一宮貢三会長)は、中国四国地方のトラック協会では初となる女性協議会を発足させた。9月28日に設立総会を開催し、初代会長に大豊陸送(松山市)の柴田智恵社長(53)が、副会長には松山宅送(同)の末広恵社長(59)と中島運送(同)の山崎八生取締役(54)が、それぞれ就任した。(矢野孝明) 設立時の会員数は24社、24人で、8月21日に行った準備会の出席者16人から増えた。会員各社の経営トップや役員だけでなく、実務担当の管理者も複数加入している。 柴田会長は「リーダーシップの経験や力は無いが、力強い仲間を得ることができ、やっていける気持ちになった。人材確保が課題となっているが、女性が活躍しやすい社会は、男性にとってもメリットがある。この協議会が少しでも業界のけん引役になれれば幸いだ」と抱負を述べた。 また、一宮会長は「8月28日に女性活躍推進法が成立し、産業界全体で女性の活躍が加速すると期待されている。ぜひ提言を行い、会員企業にも広く発信してもらいたい」と激励。愛媛運輸支局の一宮軌善支局長も「男性では気付かないようなきめ細やかな提案で、旧態依然とした業界に風穴を開けて欲しい」との言葉を贈った。 事業計画では、情報交換や研修会、社会貢献活動などを推進。女性視点での提言により、人材確保対策や労働環境改善などに寄与することを目的に活動していく。初年度の予算は66万円。 他の役員は次の各氏。理事=十河万姫(四国通商)▽戸井純子(第一加工産業)▽大西英美(丸三急送)▽稲田優枝(稲田運送) ▽浦中さゆり(ガイヤエクスプレス) 監事=増田照美(増田重機)▽原洋子(原運輸) 【写真=柴田会長(中央)と末広(右)・山崎両副会長】