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圏央道/桶川北本―白岡菖蒲、31日から供用開始

産業

2015/10/05 0:00

 国土交通省と東日本高速道路(広瀬博社長、東京都千代田区)は9月29日、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・桶川北本インターチェンジ(IC)―白岡菖蒲IC(延長10.8キロ)が10月31日に開通する、と発表した。今回の供用開始により、東名高速道路から東北自動車道までがつながり、企業活動などの活性化を支援するストック効果が期待されている。  同区間には桶川加納IC、菖蒲パーキングエリア(PA)も開設。桶川加納ICでは県道川越栗橋線に接続する。国道17号上尾道路と川越栗橋線、国道122号経由で1時間近くかかっていた桶川北本IC―白岡菖蒲ICが10分弱で結ばれるほか、東北道と接続する久喜白岡ジャンクション(JCT)から神奈川県茅ケ崎市までの所要時間も55分短縮される見通し。  国交省によると、関西・中部方面と東北方面から関東圏を通過する地域間物流は年間4800万トンに上り、営業用貨物車の平均積載量4.7トンで換算した場合、1日当たり4万台。混雑する東京都心をう回する圏央道経由のルートが選択できるようになる。  また、埼玉県内の圏央道沿線地域の新規企業立地は2005年1月から15年3月末までに延べ462件となり、新規雇用の増加や配送体制の効率化につながったとしている。(小瀬川厚) 【写真=建設区間では急ピッチで仕上げ工事が進む(桶川加納IC付近、8月21日)】





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