一宮運輸、熊本センターが本稼働 DIY用品の物流担う
物流企業
2015/09/21 0:00
一宮運輸(一宮貢三社長、愛媛県新居浜市)が熊本県大津町に建設していた新熊本物流センター(平田貴士センター長)が完成し、9月中旬から本稼働に入った。九州で初の自社拠点。日用雑貨や家具などの家庭用品、大工や建材、ペット・カー用品などのDIY用品を中心に九州エリアの物流を担う。(武原顕) 敷地面積は1万510平方メートル。一部2階建ての倉庫(延べ床面積6600平方メートル)に事務所棟を併設。大型(13トン)、中型(6、4トン)、普通車(2トン)など20台が稼働する。 収納・保管ラック、折り畳みコンテナ、樹脂パレット、ハンドリフト、ピッキングカートなどの機器を備え、独自の倉庫管理システム(WMS)「一宮流通倉庫システム」やデジタルピッキングシステムを導入している。 5300平方メートルの保管スペースでは、物量の季節波動に柔軟に対応し、小物品から重量物まで保管できる。8メートルの天井高を有効活用し、倉庫費用の低減を図る。17台のトラックバースと荷さばきスペース(300平方メートル)で、クロスドック作業を行う。 1時間当たり60トレーの出し入れが可能な垂直搬送機1基、ドックレベラー2基を配備し、入出庫作業を効率化していく。 【写真=独自の倉庫管理システムを導入した新熊本物流センター】