物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

八武崎運送、軽貨物運送に参入 BtoC市場へ切り込み

団体

2015/09/10 0:00

 【東京】八武崎運送(八武崎秀紀社長、東京都江戸川区)は軽貨物運送事業に新規参入する準備を進めている。インターネット通販がけん引するBtoC(企業-消費者)の市場に切り込むのが狙い。2016年9月期中に宅配サービスを担う専門部隊を立ち上げるほか、必要に応じて拠点も新設する。  大手流通事業者が展開しているネットスーパーの宅配業務の受託を皮切りに、未踏の領域に踏み出す構想。将来的な事業の拡大に向け、ノウハウとスキルの蓄積に努めていく。  BtoCの分野はドライバーの質が事業の成否を大きく左右するため、優秀な人材の確保と教育制度の充実・強化が不可欠と規定。運賃は2万円を最低ラインに据えるとともに、長時間労働の防止などコンプライアンス(法令順守)の徹底を図り、老若男女を問わず意欲的な配送スタッフを募る。  15年9月期の売り上げは10億円(14年9月期は8億円超)の大台突破を視野に入れる。16年9月期も拡大成長路線を継続する方針で、ドラッグストア物流業務の新規受託などにより、15年9月期比で5%の増収を目指す。  八武崎社長は「BtoB(企業間)の仕事は納品先で、誰もいない状況で貨物を下ろすこともある。一方、BtoCの仕事は生活者の人たちとじかに接することができ、感謝や励ましの言葉をもらえることもあるだろう。それを喜びに変えられれば、宅配事業は必ず成功する」と話している。(沢田顕嗣) 【写真=必要に応じて拠点を新設(本社)】





本紙ピックアップ

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

オススメ記事

国交省/業務前自動点呼と拠点間の運行管理、来年度早期に先行実施

 国土交通省は、業務前自動点呼と、ドライバーが営業所間を移動する「人の柔軟な配置」が伴うケースでの運行管理の一元化について、2024年度のなるべく早期に先行実施する方針を固めた。事業者からの早期導入の要請に応えるとともに…

ホワイト物流 賛同の輪(29)/エムケー精工、出荷時間の前倒し徹底

 モビリティー関連・生活機器などを製造、販売するエムケー精工は、物流事業者を重要なパートナーとして受け止め、出荷体制の改善に力を入れる。2019年9月に「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、自主行動宣言を行った。環境に…

国交省/運送事業の安全対策、視野障害WG新設

 国土交通省は21日、自動車運送事業安全対策検討会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所主管研究員)の会合を開き、2024年度の取り組み方針を確認した。23年度に設置した四つのワーキンググループ(WG)を再編し、24年度…

地区宅便「コニポス」、ポストサイズ商品配送

 セイノーホールディングスグループの地区宅便(河合秀治社長、東京都練馬区)は4月から、ポストに投函できるサイズの商品を届ける新サービス「コニポス」を本格的に始める。メール便事業で長年培ったノウハウやネットワークを活用する…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap