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釧根ト協、釧路町と災害時協定  救援物資や土砂運搬

団体

2015/09/07 0:00

 【北海道】釧根地区トラック協会(北原啓道会長)は1日、釧路町と緊急時における輸送業務に関する協定を締結した。北原会長と工藤誠一副会長、野村和人専務が釧路町役場を訪れ、協定書に調印。これで、管内にある2市10町1村全ての自治体と締結を済ませた。  内容は、地震や津波、豪雨などの災害時に町の要請を受けて、被災者への救援物資輸送や崩壊した土砂の運搬を有償で行う。期間は1年だが、両者のいずれかに特別な意思表示が無なければ自動更新される。調印後の懇談で、佐藤広高町長が「東日本大震災以降、全国的に集中豪雨や火山噴火など、これまでに無いような規模の災害が起きており、防災、減災の対策を進めている。災害発生時には大量の物資が必要となるので、皆さんの力をお借りしたい」と述べた。  北原氏は「防災の日にこのような協定を結ぶことは意義深い。私共は輸送のプロ集団であり、万が一の時には、釧根地区だけでなく全道、全国に広がるトラック協会のネットワークを活用して、被災者のために役立ちたい」と語った。(那須野ゆみ) 【写真=調印を済ませた工藤副会長、北原会長、佐藤町長(左から)





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