ブリヂストン物流、岩槻事業所で開所式 関東エリアの中核拠点
物流企業
2015/08/27 0:00
ブリヂストン物流(坂梨明社長、東京都中央区)は23日、岩槻事業所(さいたま市岩槻区)の開所式を行った。リードタイム短縮や業務効率化によるコストダウンを主眼に5月7日から稼働させたのに続き、リトレッドタイヤと新品タイヤの共同配送を6月から開始。関東エリアの中核拠点と位置付け、時代の要請に応じた物流サービスを提供していく。 事業所の新設は、物流拠点の立地を需要地により近付けるのが目的。これに伴い、群馬県館林市の倉庫機能を移管した。倉庫は3階建てで、延べ床面積は2万7800平方メートル。18万5千本のタイヤを収納でき、関東で神奈川県を除く1都5県をカバーする。坂梨社長が「今年7月に創立20周年を迎えた。節目の年に倉庫を開設することができ非常にうれしく思っている。需要地に物流拠点を寄せることにより、サービスの向上と作業性の改善を図る。タイヤ倉庫では初めての3層階拠点で、首都圏の1都5県に向けて出荷する」と説明。 更に、「バースを多く確保することで、ドライバーを待たせない上に、積み込み作業も効率化できる。休憩所やシャワー室も設けており、おもてなしできる事業所を目指していく。また、空調設備を初めて導入したほか、LED(発光ダイオード)照明も採用している。生産から販売までが一体の物流体制を構築していく」と述べた。(沢田顕嗣) 【写真=18万5千本のタイヤを収納】