閖上トラック、新給油所と洗車場完備 60周年整備事業が完了
物流企業
2015/08/24 0:00
【宮城】閖上トラック(針生美千子社長、宮城県名取市)が設置工事を行っていた新給油所と洗車場が10日に完成した。 設立60周年の施設整備事業の一環で、5月に落成した新社屋(オフィス)に続く設備。今回の給油所と洗車場の完成により、一連の記念事業が完了した。 給油所は、旧設備の貯蔵量10キロの地下タンクを、2キロに入れ替えた。品目は軽油のみで、1979年に設置の設備が老朽化したことや、保有車両が増えたために増設した。 設置に当たっては、全ト協の2014年度低公害車普及促進対策費補助金(中小トラック事業者の燃料費対策)を活用し、設備費用の10分の1の補助を受けた。 併せて、給油所手前には洗車場も整備した。大型車の洗車には、大量の水が必要となるため、新たに井戸を掘り、地下水を活用。工事では、地下37メートルで水脈に当たったという。 針生社長は「奇麗な車で商売をしたいので、こまめな洗車を心掛ける。地下水は夏冷たく、冬は温かく感じる。これで社内の60周年記念事業は完了した。後は、お世話になっている地域住民の皆さんに何らかの形で恩返ししたい」と話している。(黒田秀男) 【写真=リニューアルした給油所。後方は5月に完成した新社屋】