東群HD、群馬・伊勢崎に新社屋 北関東道など好アクセス
物流企業
2015/07/27 0:00
【群馬】東群ホールディングス(多賀谷不二雄社長、群馬県伊勢崎市)は、伊勢崎三和工業団地(同市)内で土地1万7千平方メートルを取得し、本社機能を備えた新施設を建設する。2016年1月の稼働を目指す。(小瀬川厚) 現社屋は1983年に伊勢崎東流通団地(同)の開設に合わせて竣工。ここ数年は、施設の老朽化や事業規模の拡大に伴う狭あい化が課題となっていた。移転先となる三和工業団地は、北関東自動車道・伊勢崎インターチェンジ(IC)と国道17号上武道路に隣接するほか、国道50号、354号にも近く、アクセスに恵まれている。 移転先の広大なスペースを生かし、駐車場は最大150台分を確保。点在する車庫を集約して車両・運行管理の効率化を図るとともに、本社スタッフなど180人程度の配置を見込む。 2階建て延べ床面積1980平方メートルの社屋は、正面をガラス張りにしてスタイリッシュな外観を持つ。屋内のパーティション(間仕切り)もガラス製で、各部屋を見通せる構造となり、採光にも配慮している。240人を収容できるミーティングルーム、休憩室も備え、照明には環境に配慮したLED(発光ダイオード)を採用。5千平方メートルの保管施設も併設し、点呼所入り口周辺には大型車2台が2列で待機できるキャノピーを設けた。 なお、現社屋は取り壊した後にグループ会社の自動車整備工場を建設・移転する。 【写真=正面はガラス張りのスタイリッシュな外観(完成予想図)】