中京陸運、就労支援施設の商品購入 取引先などに配布
物流企業
2015/07/27 0:00
中京陸運(鷹見正彦社長、名古屋市熱田区)は6月初旬に、社会貢献の一環として、就労継続支援B型事業所「みんなの家」(津島市)から、障害を持った入所者がパッケージした石けんセット500個を購入し、ノベルティーグッズとして取引先などで配布している。 チョウや植物の柄入りフィルムにより、一つひとつラッピングされた固形石けん3個入りのかご盛りで、同社ロゴマークと社名入りフィルムを使って、かご全体を奇麗に包装。営業活動に生かすとともに、訪問先で施設の取り組みを話題にすることで、「『支援の輪』が広がれば」(同社総務部)との思いを込める。 みんなの家は、生まれついて障害を持った人や、事故、病気などによって心身に障害を負った人への就労を支援している。箱折りやゴムの加工作業といった軽作業による能力開発のほか、様々な材料を生かしたグッズの製作・販売にトライ。施設外での軽作業も請け負いながら、それぞれが自立就労を目指している。 鷹見社長は「知人の紹介で、すぐに購入を決めた。日頃から心掛けているCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、社員の社会貢献意識の高揚につなげたい」と話す。(奥出和彦) 【写真=奇麗にラッピングされた石けんのかご盛り】