物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

PALTAC、埼玉に物流センター 来月稼働 関東での出荷拡大

産業

2015/07/16 0:00

 PALTACは10日、埼玉県白岡市に大型物流センター、RDC関東を開設し、8月から稼働させる、と発表した。関東エリアでの出荷能力拡大、サプライチェーン(供給網)の最適化を図り、化粧品・日用品・一般用医薬品などをフルラインで取り扱う中間流通業者として、「顧客満足の最大化と流通コストの最小化」を目指す。  既存の群馬、東京、横浜のRDCと連携して出荷地を最適化。トラック便の効率運用などにより、納品リードタイムの短縮、配送の生産性向上を図る。  RDC関東は、延べ床面積3万8965平方メートルで、東北自動車道と首都圏中央連絡自動車道(圏央道)が交差するエリアに立地。年間出荷能力は800億円で、投資額115億円。  施設には、パレット自動倉庫、ケース自動倉庫と連動したピッキング棚への商品自動補充システムなど最新設備を導入した。  作業量計算、作業指示、生産性管理、配車計画などの物流全体管理は独自システムで実施。2万を超えるアイテムの販売実績と需要予測をデータベース化し、欠品の無い最適なアイテム別在庫日数コントロールを実現する。  また、個口検品、カテゴリー納品で小売業者の店頭作業を効率化。電子発注システム(EOS)、電子データ交換(EDI)の活用で、小売業との間の受発注業務をよりスムーズに行う。  自然災害などの有事に備え、3日間の稼働を可能にする非常用自家発電装置も設置。全館に発光ダイオード(LED)照明を採用するなど環境負荷軽減に配慮した。段ボール圧縮機、自動オリコン洗浄機も採り入れた。(高橋朋宏) 【写真=ピッキング棚への商品自動補充システムなど最新設備を導入】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap