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釧根ト協厚岸支部、浜中町と災害時協定 救援物資輸送や土砂運搬

団体

2015/07/06 0:00

 【北海道】釧根地区トラック協会厚岸支部の中村暢幸支部長は6月29日、赤石美枝子副支部長と野村和人専務、業務・総務課の鈴木三穂子係長を伴って浜中町を訪れ、松本博町長と「緊急時における輸送業務に関する協定」を締結した。  調印後、松本町長が「大変心強くありがたい。当町では十勝沖地震で3人、チリ沖地震で11人の津波による犠牲者を出しており、将来、34メートルを超す津波が起こる可能性も指摘されている。近年の異常気象などを考えると、自然災害への対応は予断を許さないところに来ている」とあいさつ。  中村氏は「東日本大震災では、緊急物資の大量輸送をトラックが担った。自然災害はいつ、どこで起きるか分からない。万が一の時には、町民の生活を守るため貢献したい」と述べた。  協定書の内容は、地震や津波、豪雨などの災害時に町の要請を受けて、被災者への救援物資輸送や崩壊した土砂の運搬を有償で行うもの。期間は1年間だが、両者のいずれかに特別な意思表示が無ければ自動更新される。  釧根ト協と傘下の各支部ではこれまで2市(釧路、根室)6町(浜中、標茶、弟子屈、中標津、白糠、羅臼)と同協定を締結済み。今後は残る4町(厚岸、釧路、別海、標津)1村(鶴居)とも協定書を交わす。(那須野ゆみ) 【写真=協定書を手にする松本町長と中村支部長(右)】





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