物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

富士見機工運輸、猛暑対策で空調服 冷却効果 快適な積み込み

物流企業

2015/06/25 0:00

 【埼玉】富士見機工運輸(臼田裕之社長、埼玉県朝霞市)は6月から、猛暑対策として全ドライバーに「空調服」を支給した。同社では鉄骨など長尺・重量物の輸送を手掛けており、現場作業中心の職場で、従業員の健康管理の柱として活用している。  導入した空調服は、小型ファンを腰部左右に内蔵したブルゾン型。身体とユニホームの間に外気を取り込み、汗の気化熱を利用して冷却する。フード付きなので、首や頭部の冷却にも効果がある。  夏場の日差しを受けた鉄材は熱を吸収するため、作業中はかなりの高温にさらされる。体力消耗からドライバーのローテーション組み替えも多くなり、暑さ対策が不可欠になっていた。ファンを回すと大きく容積が膨らみ不格好になるが、「想像以上に熱さが取り除ける。膨らんでも作業に支障は無い」と好評だ。  昨夏から導入要望が出ていたが、空調服は5月までに年度分を売り切る人気商品。2015年は年明けから準備を進め、4月には見積もりを依頼していたという。  臼田社長は「過酷な環境での労働は敬遠される。重量物輸送は、トラック運転よりも積み込み作業が本業といっても良い。現場ではとび職人が着用しており、高い効果であると、ドライバーが聞いていた。少しでも快適な環境で働いて欲しい」と話している。(佐々木健) 【写真=空調服で膨らんでも支障なく作業可能】





本紙ピックアップ

「新物流2法」きょう施行、改正事業法の理解進まず

 物流効率化法(新物効法)と改正貨物自動車運送事業法からなる「新物流2法」が1日から施行される。新物効法は荷主などによる物流効率化の取り組みの努力義務が規定され、特定荷主などへの義務規定は2026年度から施行。一方、改正…

国交省/「基幹物流拠点」整備促進、法的位置付けなど検討

 国土交通省は、トラック輸送の変容や、物資の集約、新技術の導入、地域活性化に対応した営業用倉庫、トラックターミナル(TT)、物流不動産などを「基幹物流拠点」として法的に位置付け、整備を進めていく。要件を満たした物流拠点の…

ユニバース、智商運輸買収で運送参入

 物流事業者向けのシステム開発などを手掛けるユニバース(谷口臨太朗CEO=最高経営責任者、大阪市北区)は、智商運輸(河合智哉社長、岡山市東区)をM&A(合併・買収)で傘下に加え、運送事業に参入する。3月中に株式の取得を終…

全ト協、書面交付義務化対応へアプリ開発し無償提供

 全日本トラック協会(坂本克己会長)は、書面交付の義務化に対応し、契約内容の事前確認の手間を最小限とするため、書面化アプリケーションを開発する。7月以降に都道府県トラック協会を通じ、利用申し込みのあった会員事業者に無償で…

オススメ記事

「新物流2法」きょう施行、改正事業法の理解進まず

 物流効率化法(新物効法)と改正貨物自動車運送事業法からなる「新物流2法」が1日から施行される。新物効法は荷主などによる物流効率化の取り組みの努力義務が規定され、特定荷主などへの義務規定は2026年度から施行。一方、改正…

国交省/「基幹物流拠点」整備促進、法的位置付けなど検討

 国土交通省は、トラック輸送の変容や、物資の集約、新技術の導入、地域活性化に対応した営業用倉庫、トラックターミナル(TT)、物流不動産などを「基幹物流拠点」として法的に位置付け、整備を進めていく。要件を満たした物流拠点の…

ユニバース、智商運輸買収で運送参入

 物流事業者向けのシステム開発などを手掛けるユニバース(谷口臨太朗CEO=最高経営責任者、大阪市北区)は、智商運輸(河合智哉社長、岡山市東区)をM&A(合併・買収)で傘下に加え、運送事業に参入する。3月中に株式の取得を終…

全ト協、書面交付義務化対応へアプリ開発し無償提供

 全日本トラック協会(坂本克己会長)は、書面交付の義務化に対応し、契約内容の事前確認の手間を最小限とするため、書面化アプリケーションを開発する。7月以降に都道府県トラック協会を通じ、利用申し込みのあった会員事業者に無償で…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap