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エコ配、カーボンオフセット中止 代替の仕組み 検討へ

物流企業

2015/06/25 0:00

 エコ配(片地格人社長、東京都港区)は22日、7月1日以降に同社が展開する格安宅配便「エコ配全国版」の出荷分、「エコ配エコエリア」の購入分からカーボンオフセットを行わない、と発表した。  エコ配はCO2(二酸化炭素)をほぼ排出しない自転車を主な配送手段とし、自動車やバイクを使用した場合にはカーボンオフセットすることで、CO2排出量実質ゼロの宅配事業を続けてきた。  ただし、京都議定書の第2約束期間(2013〜20年)で、削減目標を数値化したドーハ合意に日本が参加しないことから、カーボンオフセット証券の購入が極めて困難になる――と予想。これまでの仕組みを維持するのが難しくなっていた。このため、15年のCO2削減証明書の発行も予定していない。  同社は「業界平均の約70%と最小の環境負荷での集配を可能にしており、今後も自動車・バイクでの配送をできる限り削減していく。カーボンオフセットに代わる環境負荷低減の仕組みを取り入れることを検討し、より一層地球環境改善に役立つエコロジーな企業を目指す」としている。(小瀬川厚) 【写真=今後も自動車・バイクでの配送をできる限り削減していく】





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