物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

NASVA岩手支所、創作ギャラリー開設 事故被害者の思い込め

行政

2015/06/22 0:00

 【岩手】自動車事故対策機構(NASVA)岩手支所(石川儀孝支所長)に開設されたギャラリーが好評だ。交通事故の影響で重症を負ったり、保護者を亡くした遺族の芸術作品を展示するため、事務所の待合室横に設置。所内には以前から何点か作品を飾っていたが、専用スペースに拡大した。  絵画や写真、書道など、被害に遭った人々が思いを込めて創作した作品40点以上。口にくわえた筆で、石川啄木の歌などを書に表わす番田雄太さん(盛岡市在住)の作品も並ぶ。県内で個展を開くほどの本格的な腕前で、その逸品が注目を集めている。  2014年10月から毎週木曜日を「被害者援護促進の日」と定めて積極的な活動を促進。その一環として作品収集などの準備を進め、15年5月25日にオープンさせた。同所の開業日であれば、いつでも見学可能。  石川支所長は「訪問者のほとんどが事業用自動車の運転に関わっており、待ち時間を利用して作品を鑑賞できるようにした。被害に遭われた方々の現状や背景を理解し、たくましい生きざまを感じ取って欲しい。事故を起こしてはいけない――という強い意識を醸成してもらえれば幸い」と話している。(今松大) 【写真=被害者の作品40点以上が並ぶ】





本紙ピックアップ

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

オススメ記事

暫定税率廃止法が成立

 ガソリン税(揮発油税)の暫定税率廃止法が11月28日の参院本会議で可決、成立した。ガソリン税での12月31日の廃止を規定するとともに、軽油引取税でも2026年4月1日に廃止することや、軽油の旧暫定税率廃止に当たって運輸…

農水省「備蓄米放出」、倉庫会社に保管料支援

 農林水産省は、政府備蓄米の放出に伴い本来の保管料を収受できなかった倉庫会社への支援を決めた。2025年度末までの保管料に加え、当初見込んでいなかった運送費用や、出庫を急いだことで生じた経費を支援する。その上で、同省は備…

車体課税見直し報告書、自治体の財源維持を

 総務省が設置している地方財政審議会の自動車関係税制のあり方に関する検討会(小西砂千夫座長、地方財政審議会会長)は11月21日、自動車の車体課税の見直しに当たって報告書を取りまとめ、地方自治体の財源として、引き続き重要な…

自動運転「L4」実用化PT、導入ガイドブック公開へ

 レベル4(L4、特定条件下での完全自動運転)トラックの2030年ごろの実用化に向け、大型車メーカー、大手物流事業者などで構成するプロジェクトチーム(PT)は、技術開発と走行環境の整備に向け、新東名高速道路で総合走行実証…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap