三福運輸/初任者講習、初の独自開催 安全知識と技術養成
物流企業
2015/06/22 0:00
【新潟】三福運輸(五月女奈緒美社長、新潟県新発田市)は6日、初任運転者特別講習会を開き、新人ドライバーの安全に対する知識と技術の養成を行った。 これまで関係団体主催の初任特別講習を活用していたが、初めて社内で独自に実施した。 五月女(そおとめ)社長が「5月に県内のバイパスで2人が死亡した。車道に人がいるとは想像もできないことだが、いずれも車道を歩いていたり、車道で車の修理をしていた人が亡くなった。十分注意をして欲しい」と呼び掛けた。 その上で「初任講習は、ドライバー研修の中で最も重要なカリキュラム。本日は輸送アドバイザーの芳賀俊一氏を講師に招いた」とあいさつ。 芳賀氏は、まず出席者全員に入社の動機などを自己紹介してもらい、「全国の交通事故死者数は4千人以上で、一般産業の職場に比べて公道を走る運送業はまさに、死と隣り合わせの職場」と注意を喚起した。 終了後、出席者は「身近で迫力のある話が聞けたので、記憶に残りそう。安全運転に対する心構えができた」と感想を発表。 五月女氏も「インパクトのある話は事故防止に効果があるので、狙い通り」と話した。(俵箭秀樹) 【写真=インパクトのある話で注意を喚起する芳賀・輸送アドバイザー】