ビーカーゴワークス、本社機能を月内移転 人材育成に注力
物流企業
2015/06/18 0:00
【千葉】ビーカーゴワークス(波田雅文社長、千葉県市川市)は人材教育、職場イメージ向上を目的に、本社機能を6月中に移転する。事業拡大に伴い旧事務所の狭さが課題となり、昨夏から移転を検討していた。(高橋和平) 新事務所(同市)は、現在の場所から徒歩5分ほど。事務室、会議室に加え、来客用の待合スペースも設置した。黒を基調とした壁や床にすることでモダンな雰囲気を創出。事務室の床には歩行帯を示す赤色のカーペットを敷いた。窓際のデスクには4台のパソコンを並べ、新人教育や研修を行う。 2016年1月からの利用開始が計画されているマイナンバー制度に備え、プライバシーマークを取得。管理者の机の周囲に仕切りを設けることで、情報セキュリティーに配慮している。 旧事務所は家具・調度品が古く、女性従業員や来社する取引先の担当者からの評判が良くなかった。 波田社長は「新事務所が設立されることで、個人の能力に頼らない教育が可能となり、人材育成のマニュアル化に力を入れることができる。また、働きやすい職場の提供が従業員の士気や採用面にプラスに働くだろう。物流業界のイメージ向上にもつなげたい」と話している。 【写真=モダン調の事務所でイメージ向上を目指す】