川田工業、佐賀の物流施設受注 設計・施工を一貫
産業
2015/06/11 0:00
川田工業(川田忠裕社長、富山県南砺市)は、得意とするシステム建築で九州を含めた西日本エリアの物流関連施設の受注を促進する。10日には、総合日用品商社のイーライフ共和(椨慎一社長、鹿児島市)の北部九州物流センター(佐賀県みやき町)の地鎮祭を実施。11月中の竣工を目指す。 4万1千平方メートルの敷地に建設される高床式平屋建て、床面積6300平方メートルの物流施設で、断熱仕様の屋根、壁面材を取り付ける。4区画に分けた施設内のうち2区画に空調機器を導入して温度・湿度管理に対応。大型車専用トラックバース6基も備える。 イーライフ共和は2009年9月、みやき町に北部九州物流センターを開設。3PL(サードパーティー・ロジスティクス)などを手掛ける、物流子会社の小林(赤間裕司社長、鹿児島市)がセンターを運営している。今回の物流センター増設により、既存施設と合わせた延べ床面積は1万7200平方メートルとなる。 川田工業は「低価格、高品質、短工期が評価された。日本全国で設備、外構を含めた設計・施工を一貫して行うことができ、施主側の要望を細かく反映させられるのが強み」としている。(小瀬川厚) 【写真=11月中の竣工を目指すイーライフ共和の北部九州物流センター(完成予想図)】