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沖ト協、会長に佐次田氏 営業車の優先使用要請

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2015/06/11 0:00

 【沖縄】沖縄県トラック協会(國吉保武会長)は5月27日に開いた総会で、適正運賃の収受や労働力確保などを最重点施策に掲げた事業計画を報告した。任期満了に伴う役員改選では、会長に佐次田朗氏(61、丸石運送)を選出した。(上田慎二)  副会長には新城英一氏(61、大成通運)、新垣正仙氏(52、小禄運輸)を新任し、具志堅全隆副会長(64、浦西産業)は続投。宮平仁勝専務(64)、大城保常務(58)もそれぞれ留任した。  会長に就任した佐次田氏は「ドライバー不足や労働時間問題などの困難な課題が山積し、経営環境は厳しさを増すばかり。皆さんと協力し、一つひとつの重点施策を確実に実行していきたい。深刻な社会問題となっている飲酒運転は、業界を挙げて撲滅を目指していく」と抱負を述べた。  國吉氏は「県内では、那覇港総合物流センターや那覇空港増設滑走路の整備が進み、人材確保の対応が急がれる。安全、安心、良質な輸送サービスを提供し、県民の生活と地元経済の発展に寄与しよう」と新体制にエールを送った。  地元自治体や建設工事の発注者に対し、過積載防止、営業用トラックの優先使用を要請。医療機関とタイアップし健康管理研修会を開き、ドライバーの健康管理をサポートする。また、沖ト協独自のエコドライブコンテストで安全・経済性に優れた運転技術を普及させる。  全国各地で地震、火山活動が活発化していることを受け、防災体制、大規模災害時の緊急輸送体制を強化し、会員の事業継続計画(BCP)策定のアドバイスに努める。県や市町村に対しては「災害時の救援物資の緊急輸送に関する協定」「九州沖縄トラック研修会館の指定避難所等の使用に関する協定」を締結する。  新役員は次の各氏。  理事=伊是名昇英(琉球倉庫運輸)▽神谷厚男(琉球新報発送)▽宮城敏雄(あんしん)▽赤嶺真一(沖縄ヤマト運輸)▽桑江浩(中城湾港運)▽上原功(上功運輸)▽崎原清(北部港運)▽大城清保(やんばる運送)  監事=喜友名四郎(第一総業) 【写真=「一つひとつの重点施策を確実に実行していきたい」と佐次田新会長】





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