滋ト協、高校生にキャリア教育 若年労働者確保で
団体
2015/06/08 0:00
【滋賀】滋賀県トラック協会(田中亨会長)は5月28日、総会を開き、事業報告と決算を承認した。田中会長は「継続・刷新・結束そして前進をコンセプトに事業を展開してきた。2015年度は取り組みを更に深化させていく」と2年目への抱負を述べた。 三日月大造知事は「対話、協働、共感をモットーに県政を推進している。今後も夢と希望に満ちた『交通・物流県 滋賀』の構築に力を貸していただきたい」とするメッセージを寄せた。 14年度は委員会組織を改編、効率的でスピーディーな事業運営を推進した。交通安全対策や業界の社会的地位向上につながる活動に力点を置いた。 決算は、一般会計が収入1億2436万円、支出9424万円で、3012万円を繰り越した。交付金特別会計は2億6089万円で、交通安全対策5212万円、適正化事業4192万円、環境対策1969万円など。 田中氏は「15年度は事業の見える化を重点に、より具体的な目標を掲げて事業を進めるともに、県とのコラボレーションによる『滋賀にキラリ輝く七つ星事業』に力を入れる」と強調。 交通死亡事故ゼロに向けた安全対策や各種キャンペーンに加え、深刻化する人手不足に対処するため、初めて高校生を対象にした物流キャリア教育を行う。主に工業科や商業科を持つ地元の実業高校とタイアップすることで、若年労働者確保と業界イメージ向上を図る。 予算は一般会計1億2333万円、交付金特別会計2億2688万円。(小菓史和) 【写真=県とのコラボによる「滋賀にキラリ輝く七つ星事業」に力を入れる】