福岡ト協、県と防疫支援協定 資機材の運搬担う
団体
2015/05/28 0:00
【福岡】福岡県トラック協会(原重則会長)は、福岡県と「口蹄疫等防疫支援に関する協定」を締結する。口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザなど家畜伝染病が発生した場合、まん延防止に協力するため、資機材の運搬業務を担う。今夏までに協定を交わす。 県からの緊急支援要請に応じ、資機材の備蓄場所である家畜保健衛生所から指定場所(体育館、防疫テントなど)へ運搬。地域単位で協力会社を定め、県に緊急支援業務に携わる協力会社の名簿を提出する。 協定書には緊急支援業務に要する経費や補償、車両の保全など責任の所在を明記。家畜保健衛生所別に定める協力会社の名簿に、社名、昼間と夜間、休日の連絡先、連絡者名を記入する。 県によるシミュレーションでは、①午前9時に農場からの連絡を受け、その疑いが否定できない場合、同11時半に県ト協に第一報を連絡する②午後2時、協力会社は積み込み場所、行き先、資機材の数量を決めた後の正式な依頼に基づき、運搬業務を開始③同6時、資機材の第1便の搬入終了となる――など時間経過が例示されている。 資機材の保管場所は、中央家畜保健衛生所(福岡市東区)、北部家畜保健衛生所(嘉麻市)、両筑家畜保健衛生所(久留米市)、筑後家畜保険衛生所(筑後市)の4カ所。(武原顕)