石ト協、全国植樹祭の苗木運搬 2トン車4台で1200本
物流企業
2015/05/25 0:00
【石川】石川県トラック協会(谷本義治会長)は15日、全国植樹祭石川県大会で使われる苗木の運搬を行った。県内の育成先15カ所を回って引き取り、会場となる小松市の「憩いの森」へ運んだ。開始に当たり、白山市のあさひ保育園(中島まり子園長)で回収式が開かれた。(河野元) 国土緑化運動の中心的行事で、2015年は石川県で17日に実施。天皇、皇后両陛下も臨席され、招待者がコナラやクヌギの苗木を植えた。 回収式では、県農林水産部全国植樹祭推進室の山王竹夫室長が、ドングリを育てた園児たちに向け、感謝の意を表明。「当県では、32年ぶり2回目。北陸新幹線が開業し、積極的に情報発信する良い機会だ。会場からは日本3名山の一つ、白山の眺望も臨める。全国の方々に、素晴らしい自然と共に、もてなしの心も感じ取ってもらいたい」と呼び掛けた。 谷本会長は「皆さんが心を込めて大きくしてくれた苗をトラックで安全に届ける。大切に扱ってくれてありがとう」と述べた。 園児から苗木が手渡され、車両にトレーを積み込んで出発。2トン車4台で、1年以上を要するホームステイでの育成に協力してくれた学校や企業、団体などを巡回し、計1200本を預かった。 【写真=園児から苗木を受け取る谷本会長(右)ら】