UD、体験型センター新設 ブランド理解促進図る
産業
2015/05/18 0:00
UDトラックス(村上吉弘社長、埼玉県上尾市)は、本社・上尾工場のテストコース内に、自社製品やアフターサービスなどを体験しながら知ることができる「UDエクスペリエンス・センター」を新設した。UDブランドに対する理解促進を図るとともに、ユーザーの事業効率を支援していく。物流事業者や自社従業員をはじめ、国内外から年間6千人の来場を見込んでいる。8日、一般公開に先駆けて、報道向けの内覧会が行われた。 現行モデルの展示エリアに加え、1960年代に製造された大型トラック「6TW」、キャブオーバー大型トラック「サングレード」といった製品の歴史を実車やパネルで紹介。IT(情報技術)で自動車の安全性や快適性を高める、テレマティクス「UDインフォメーションサービス」などのアフターサービス、デザインコンセプトを解説する四つのゾーンで構成する。 エクスペリエンス・センターについて、岸伸彦バイスプレジデントは「実物大のプレゼンの場。広く、高さのある建屋としたことで、ダンプやウイング車の荷台を上げた状態で展示できる。当社の情報発信の場としていきたい」と語った。 松尾泰造バイスプレジデントは「2007年にボルボ・グループ入りしたが、ユーザーの価値につなげていくために、創業時の思いとグローバル企業としての力をミックスしていく」と述べた。 なお、同社の歴史やブランドに関するプレゼンテーション、工場見学、試乗をパッケージング化させた「UDエクスペリエンス」プログラムを2013年からスタート。これまでに26カ国から累計1万人が参加している。(小瀬川厚) 【写真=製品などを体験しながら知れるUDエクスペリエンス・センター】