鳴海急送、全社員参加しドラコン 県内外の57人競う
物流企業
2015/05/04 0:00
【愛知】鳴海急送(酒井誠社長、愛知県大府市)は4月26日、みよし市でグループ会社を含む全従業員とナルキュウカップを開いた。同社では、入社条件にドライバー・コンテストへの参加を義務付けている。今回は、県内に加え茨城・神奈川・静岡・三重・岡山の各営業所から応援者を含めて100人が参加。57人の選手が13チームに分かれ、トラックドライバー・コンテストの全国大会出場への試金石とするとともに、グループ全体で物流品質の向上を図った。(梅本誠治) 酒井社長が「今年で10回目を迎えた。これまでの成果により、荷主から認められる会社に成長してきた。今日は一人ひとりがプロとして、誰も見ていないところで、どれだけ『本気』を出しているか、自問自答する機会として欲しい」と激励。 前回大会を制した三重営業所チームの優勝カップ返還に続き、ドラコン全国大会優勝の倉本健一氏が座学と実技指導を行った。 競技は、トラックとフォークリフトの点検・学科・走行の3部門を各100点満点として実施。平均点の最高記録を出した三重営業所(三重県四日市市)の「宮脇チーム」が優勝カップを手にした。 その後、今年から取り組む運輸安全マネジメントの決起大会を開催。川田進チームリーダーの号令で、改めて事故ゼロに向けて団結した。 酒井氏は「当社の良いところは、全員が素直で真面目な上、和気あいあいとしていること。本当の意味での『本気』が足りないところもあるが、ドラコンへの挑戦を追求している姿勢は誇るべきことだ。荷主の期待に応えるプロ集団として、腰を据えてドラコンや事故防止に取り組んでいく。これからも、力を貸してもらいたい」と呼び掛けた。 【写真=酒井社長が優勝カップを手渡す】