東部運送、経営計画実現へ検証会 上期の課題・改善点を発表
物流企業
2015/04/30 0:00
【新潟】東部運送(川崎道夫社長、新潟市秋葉区)は19日、第67期経営計画の検証会を開催した。2014年9月にスタートした取り組みについて部署別に報告。それぞれ課題や改善点を発表し合い、目標達成へ下期も一丸となって努力することを誓った。(河野元) 川崎社長が「2年前、社長に就いた際、『幸せを感じられる会社』を目標に掲げた。しかし、業界を取り巻く情勢は大変厳しく、なかなか希望通りにはいかない。この検証会がそのギャップを埋めるきっかけになってくれることを期待している。当社に携わる全ての人たちが同じ思いを抱き、一歩ずつ着実に前進していきたい」とあいさつ。 各営業所のスタッフは、品質管理の国際規格ISO9001と環境管理の14001の認証取得を踏まえ、事故防止や省エネの推進を中心に活動状況を説明。総務、営業、車両整備といった輸送以外の部門も改めて反省点や今後の計画を示し、情報の共有を図った。 また、今回初めてグループ会社の大昌運輸(渡部修社長、新潟県阿賀野市)も参加し、方針を述べた。 発表の合間には、全員で社是や社訓、経営理念、行動指針などを唱和。あいさつ訓練、服装点検も挟み、常に緊張感を保ちながら進行した。 年末の繁忙期を含む交通事故ゼロ100日リレー運動の優秀事業所、永年勤続者への表彰も実施。新たな資格取得者には自己啓発奨励賞も贈られた。 続いて、川崎敬文会長が「経済という言葉は中国の古典に登場する『経世済民』から来ている。世のため、人のために尽くすことを意味するもので、この行事の狙いもそこにある。宣言した内容を日々繰り返して確認し、必ず実践して欲しい」と呼び掛けた。 最後に、社員の代表者が決意表明を読み上げた後、一斉に「労働災害ゼロでいくぞ!」「安全運転でいくぞ!」と力強くコールを行った。 【写真=「安全運転でいくぞ!」と力強くコール】