物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

富ト協、無事故運動を独自企画 109チャレンジトラック特化は初

行政

2015/04/27 0:00

 【富山】富山県トラック協会(綿貫勝介会長)は5月1日、富山県109(とらっく)無事故無違反チャレンジアクション(109チャレンジ)を初めて実施する。県が毎年主催する交通安全チャレンジ123運動を参考にした。トラックに特化した無事故・無違反運動の発展を目的に、独自の企画で行う。  富山運輸支局、富山労働局、県警などが後援し、中部交通共済協同組合の富山県支部(勝山功支部長)と自動車安全運転センター富山県事務所も協賛する。  1チーム当たり会員事業所の従業員5人で編成。参加料は無料で、運転経歴証明書の交付手数料630円は、富ト協が負担する。  申込期間は4月1~30日で、実施期間が5月1日~8月17日の109日間。11月上旬に副賞を抽選し、12月上旬には賞状と副賞の発送を予定している。  無事故・無違反を達成した全員に、達成賞として記念ボールペンを贈呈。参加した全チームが目標を達成した事業所には、表彰状が贈られる。  特別賞は、富ト協会長賞として1万円のギフトカードを100チームに、自動車安全運転センター富山県事務所長賞の5千円のギフトカードを30チームに、中交協富山県支部長賞として5千円ギフトカードを10チームに、それぞれ贈る。予算は1千万円規模を見込む。  また、既存の運転経歴証明書発行手数料助成事業は、109チャレンジとは別に従来通り継続する。  栄作次専務は「一般社団法人に衣替えしたのを機に、事業用トラックに特化した事故防止活動を模索していた。会員事業所の全員参加を目標に、事業用貨物車の効果的な事故防止活動を目指して取り組む。無事故の恩恵が、会員に広く行きわたるようにしたい」と話す。(俵箭秀樹) 【写真=事業用貨物車の効果的な事故防止活動を目指す】





本紙ピックアップ

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

オススメ記事

特定技能1号開始1年、大手~中小で採用進む

 自動車運送業分野特定技能1号評価試験が始まって1年が経過した。トラックは4304人が国内外で受験し、3054人が合格。大手、中堅に加え、中小規模の運送事業者が特定技能制度を活用して外国人ドライバーを採用する事例が各地で…

「危険運転致死傷罪」適用要件見直し、飲酒・速度超過に基準    

 法務省は、飲酒や大幅な速度オーバーなど悪質運転による交通事故を厳罰化するため、危険運転致死傷罪の適用要件として数値基準を盛り込んだ自動車運転死傷行為処罰法の改正案を明らかにした。9日、法制審議会の刑事法(危険運転による…

国交省/次期安全プラン、走行距離当たり件数を指標に

 国土交通省は、2026年度からスタートする次期事業用自動車総合安全プラン(26~30年度)の死者数、人身事故件数などの目標値について、適切に評価できるよう総走行距離当たりの件数を指標として用いる。目標設定対象の業態に関…

グリーン物流優良者表彰、ドラッグストア納品効率化         

 国土交通、経済産業の両省は8日、2025年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定した、と発表した。国交大臣表彰には、宅配拠点と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したドラッグストアの店…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap